介護職員初任者研修の資格を働きながら取得しようと考えている。とは言っても、そもそも取得できるのか…という不安という方もおられるかもしれませんが、働きながら取得することは可能です。
なぜ、働きながらでも取得することが可能なのか、詳しく見ていきましょう。
なぜ介護職員初任者研修の資格は働きながら取得できるのか?
介護の仕事を始めるにあたって、初任者研修の資格を持っていると有利なのは間違いありませんが、介護の仕事を行うにあたって、必須とされている資格ではありません。
介護の仕事をしながら初任者研修を取得する場合、職場との相談にもよりますが、協力してくれる職場も比較的多いです。
入所施設であればシフトの調整であったり、資格取得を推奨してくれる職場では補助金が支給されることもあります。もし他職種からの転職を考えている場合、職業訓練を活用するのも手段のひとつです。
職業訓練の対象にならない場合は今の仕事を続けながら、初任者研修のスクールに通うことになります。もちろん仕事を続けながら取得できるように、受講コースにも様々な種類が用意されています。
介護職員初任者研修はどんな資格か?
介護職員初任者研修は介護の仕事を始めるにあたって、最初に取得しておきたい資格として位置付けられています。
この資格は、以前までホームヘルパー2級と呼ばれていました。
2013年にはホームヘルパー2級は完全に廃止と共に初任者研修に移行され、福祉の仕事を始めたいという方にとって、まずはこの資格を取得してから就職先を探すという流れが一般的となっています。
介護職員初任者研修を取得しておくことにより職場でも信頼が増し、任せられる仕事も増えてきます。
また、現場では介護職員初任者研修の資格を取得しておくことが望まれていますので、資格を取得しておけば転職時にも有利になります。
介護職員初任者研修の資格取得にかかる時間
介護職員初任者研修の取得方法には様々な種類が用意されています。
学校に通学して資格取得を目指す場合、概ね週4~5回通学することになり、全体で130時間のカリキュラムが組まれています。
通常のスクールの場合は、朝から夕方までの講義となりますので、早い期間での取得が可能になります。およそ約1~1.5カ月の期間で取得が可能です。また130時間のカリキュラム内訳は、スクーリング必須時間89.5時間、自宅学習(レポート提出)の必須時間40.5時間となっています。
忙しくてなかなか時間が取れないという方の場合は、自宅学習とレポート提出を活用しましょう。昼間は働きながら夜間のスクーリングを活用したい場合、概ね3カ月ほどの期間をみておくことを推奨いたします。
また、スクールによっては週2回、週3回のコースなど、無理のないように取得できるコースが用意されています。平日コースや土日コースなどがあり、そのコースによって取得できる期間も異なってきます。
介護職員初任者研修を働きながら取得する方法、後半は