福祉住環境コーディネーターとは、主に高齢者の方や障がい者の方に対して、可能な限り自立に向けた生活をしていけるように生活環境を提案するアドバイザーです。
医療や福祉、建築などの幅広い知識を身に付け、それぞれの分野の担当者と連携をとり、利用者にとって安心できる適切なプランを提供していきます。
福祉住環境コーディネーターの受験資格
福祉住環境コーディネーターの受験には、年齢や学歴による制限はなく、誰でも受験することが可能です。しかし3級、2級、1級のうち、1級を受験する場合は先に2級に合格しておくことが必要になります。
福祉住環境コーディネーターの資格の3級、2級に関しては併願受験も可能となっており、2級から受験することも可能です。
福祉住環境コーディネーターの勉強法
福祉住環境コーディネーターの受験勉強については、
- 通信教育で勉強する
- 通学で勉強する
- 独学で勉強する
主に上記3つの方法があります。
1、通信教育で勉強する方法と想定期間
通信教育で勉強するメリットとして、学習用のテキストや勉強方法などを学べるうえ、試験対策などもおこなってくれる点があります。
また、通学よりも無理のないペースでサポートを受けられます。期間は概ね3~6ヶ月となっています。
2、通学で勉強する方法と想定期間
通学で勉強するためには、まずは自宅の近所にスクーリングが開催されているかを調べておく必要があります。
通学の場合、福祉未経験者から経験者まで対応しており、わからないことをすぐに担当者に質問できるというメリットがあります。
学習期間は試験日前の数か月間を活用していることが多いです。
3、独学で勉強する方法と想定期間
福祉住環境コーディネーターの資格を取得するためには、書店などで自分でテキストを購入し、学習する方法があります。
福祉住環境コーディネーターの資格を、独学で勉強する最大のメリットは、自分の生活環境に合わせて学習のペースを設定できることです。試験当日まで数日~数か月と、個人に合わせた期間で準備することができます。
テキスト代のみの費用だけで済ますことができる一方、わからないことは自分で情報収集して自己解決する必要があります。
3つの勉強法にかかる費用
ここでは、福祉住環境コーディネーターの資格を「通信教育で勉強して取得する」、「通学を利用して取得する」、「独学で勉強して取得する」、それぞれの勉強方法でかかる費用についてお話します。
通信教育の場合にかかる費用
通信教育の場合にかかる費用は、おおむね5万円ほどが相場です。
通信教育を利用して勉強する場合、福祉住環境コーディネーターの学習に必要な教材、勉強方法などを前もって用意してもらえるため、安定した学習効果が期待できますが、その分費用が他の勉強方法に比べると高くなっています。
通学する場合にかかる費用
通学する場合にかかる費用は、通信教育よりも抑えられており、3~4万円が相場になっています。
通学を利用して勉強する場合、自分で学習しながら担当者に質問などを行ったり、講義に沿って学習するスタンスのため、学習時間は通信よりも短くなっています。概ね10時間ほどの講義で構成されていることが多いです。
また、講義と家庭学習を併用することにより、モチベーションを維持するきっかけにもなることでしょう。
独学で勉強する場合にかかる費用
独学で勉強する場合は、上記で述べた通りテキスト代のみの費用となり、1万円以下が相場です。
独学は、モチベーションの低下や分からない用語などの問題が生じても、自力で解決にもっていける人が向いている学習方法ですので、情報収集がきちんとできること、スケジュールをすべて自分で管理できることが前提となります。
福祉住環境コーディネーターの勉強法、後半は