「子連れ出勤」ってどんな感じ?メリット・デメリットと子連れで働きやすい仕事とは

介護の仕事

子連れ出勤で託児施設へ子どもを預ける様子
「子どもを預けて働きたいけれど、希望の保育所に入れないかも……」「子連れ出勤って周りに迷惑をかけない?」「介護など人の役に立てる仕事に興味があるけれど、子ども連れでもできるのかな?」

と、小さなお子さんを育てながらの職探しに悩んでいませんか?

この記事では、「小さな子どもがいても、安心してやりがいのある仕事をしたい」と思っている人の参考になる内容をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

子連れ出勤の主な形態3つ

保育スタッフと子ども
子連れ出勤の形態として、大きく分けて3つが挙げられます。それぞれ1つずつ見ていきましょう。

1:親が仕事をするそばで子どもが一緒に過ごす

子連れ出勤1つめの形態は、「親が仕事をするそばで子どもが一緒に過ごす」ものです。親のデスクの横で遊んだり、おやつを食べたりして過ごします。子どもが遊びに飽きてぐずるときに相手をしたり、おむつを替えるなどの世話をしたりする必要があり、仕事に集中しにくい面があります。

2:仕事場に子どもが過ごせるスペースがある

子連れ出勤2つめは、「仕事場に子どもが過ごせるスペースがある」ものです。たとえば、親が仕事をしている部屋の一角や別室を利用して、絵本やおもちゃ、お絵描きなどで子どもが遊びながら過ごします。保育スタッフが見守る場合は有料、親同士が話し合ってお互いに子どもを見る場合は無料など、施設によってさまざまです。

3:職員の子ども用の託児施設がある

子連れ出勤3つめは、「職員の子ども用の託児施設がある」ものです。社内に託児所や保育所を用意する企業が増えてきています。種類として「企業内託児所」と「企業内保育所」があり、それぞれ以下のような施設です。

  • 企業内託児所…社員が仕事をしている間子どもを預けられるように、企業(事業所)内に設置された保育施設です。企業内託児所の場合は、子どもと一緒にランチを食べられることも。託児所によっては設備が整っていない場合や、一時的な利用のみという場合もあります。
  • 企業内保育所…主に職員の子育てと仕事の両立を目的に設置されている保育施設です。職員は保育利用料金が低く設定してある、勤務時間に合わせて預けられる、などの特徴があります。社員の子ども限定でなく、地域の子どもも受け入れている保育園もあります。

子連れ出勤のメリット・デメリット

ここでは、実際に子連れ出勤をしたときのメリット・デメリットについて、見ていきましょう。

子連れ出勤のメリット3つ

メリット1:子どもの預け先を探さなくていい

以前よりは待機児童問題への対応が進んでいるとはいえ、希望の保育園に子どもを預けられるのはまだまだ難しい状況(※)です。しかし託児所付きの職場であれば、保育所を確保するためにがんばって保活をする必要がありません。また、土日や夏休み中でも子どもの預け先に困ることなく働けるのも、子連れ出勤のメリットです。

参考:しゅふJOB総研「保活ママたちは、保育施設に預けることができているか?

メリット2:送り迎えの負担がない

子どもの預け先が決まったとしても、職場から遠い施設だと送り迎えに時間がかかってしまいます。なかにはきょうだい別々の保育園に決まってしまい、送り迎えだけでも大変な負担になることもあり得ます。子連れ出勤であれば、一緒に行ってすぐに預けられるので、貴重な時間を送り迎えに取られることもありません。もしもの災害時に、すぐ迎えに行けるのも安心です。

メリット3:子連れ出勤に理解がある職場だと働きやすい

子連れ出勤をしている人が多い職場では、「お互いさま」という雰囲気もあり、子どもが少しぐずっても温かく見守ってもらえる場合が多いようです。また職場の先輩から、自分の体験談として子連れ出勤をする際の工夫などを教えてもらえることもあります。

子連れ出勤のデメリット2つ

デメリット1:電車やバスだと子連れでの通勤が大変

通勤に電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合は、小さな子どもを連れての移動が大変な場合もあります。人が多い時間帯だとベビーカーなども使えず、座れないことも多いでしょう。帰り道では子どもも疲れているので、登園グッズと自分の荷物を抱えながらずっと抱っこで移動しなければならないことも。勤務時間を自分で調整できる職場を選ぶことで、混んでいない時間帯の通勤が可能になります。

デメリット2:仕事に集中できなかったり周りに気を使ったりする

親のそばで子どもが過ごす場合は、子どもがぐずったり、おむつ替えなどの世話をしたりするたびに仕事を中断することになります。「集中して仕事に取り組めない」「同僚に気を使う」と、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。親と離れた場所で子どもを見てもらえる託児施設がある職場を選べば、自分の仕事に集中して取り組めます。

子連れ出勤OKの求人が多い職種

介護スタッフが食事介助をしている様子
ここでは、「小さな子ども連れでもOK」という求人が多く、子連れ出勤をしやすい職種を紹介します。

介護

介護関係の仕事は、「資格を持っていなくてもOK」という求人も多く見られます。仕事内容はデイサービスでの生活リハビリや個別ケアなどさまざま。自分の都合のよい曜日や時間帯を選ぶことも可能です。高齢化がますます進んでいるなか、男女ともに新たな人材が積極的に求められています。

保育

保育士の資格がなくても、保育士の仕事を手伝う保育スタッフとしての求人も多く見られます。同じ子育て中の職員も多いので子連れでも働きやすい職種です。ただ、わが子が他の子とケンカやトラブルになったとき、周りに気を使うことも。また、1日5~8時間以上で月~金勤務など、ある程度の時間働ける人が喜ばれる傾向なので、短時間の希望時間では働きにくいこともあります。

子連れ出勤を始めるための3つのステップ

「子連れ出勤してみたい」と思ったとき、どうやって子連れ出勤OKの職場を探せばいいのか、3つのステップでお伝えします。

ステップ1:子連れ出勤できそうな職場を自分で探す

すでに子連れ出勤をしている知人に話を聞いたり、インターネットや地域のフリーペーパー、ハローワークなどで託児所付きの求人を調べたりします。ただ、地域によってはなかなか希望通りの求人が見つからない場合も。インターネットの求人サイトを利用すると絞り込み機能などが使えるので、条件に合う求人を見つけやすくなります。

ステップ2:インターネットの求人サイトで相談する

インターネットの求人サイトでは、専門の職探しをサポートしてくれるサイトもあります。介護など働きたい職種が決まっている場合は、専門の求人サイトで探すと、より詳しい情報が入手できますよ。担当の専門スタッフに相談すると、じっくりと希望を聞いてもらえて、より自分の条件に合う職場をスムーズに見つけられます。

ステップ3:希望に合う職場に連絡する

希望している施設が見つかったら、事前に自分でも施設のサイトを改めて調べたり、面接時に施設内を見学させてもらったりするとよいでしょう。実際に行ってみることで、雰囲気やスタッフが笑顔で働いているかどうかもわかります。また資格の取得支援がしっかりしている職場だとスキルアップしやすく、今後の評価や給料アップにもつながるので、教育プログラムが充実しているかどうかもしっかりと確認しておきましょう。

子どもと一緒に自分らしく働こう

自転車の後ろに子どもを乗せている母親
子連れ出勤のメリット・デメリットや子連れ出勤がしやすい職種、子連れ出勤を始める3ステップを紹介しました。

子育てと仕事を両立しやすい職場を選ぶことで、小さな子どもがいても安心して仕事ができます。

かいごGardenでは、あなたがやりがいを感じられることや希望をしっかりと聞いたうえでお仕事をご紹介していますので、働いてみて「イメージと違う」となることも避けられます。まずはこちらからお気軽にご相談ください。

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